きょう、北朝鮮を訪問するロシアのプーチン大統領。金正恩総書記との会談で軍事面などでの連携を一層、深める見通しです。一方、北朝鮮は韓国との軍事境界線付近で活発に動いています。
韓国軍が公開した南北軍事境界線付近の写真。建設途中の橋や対戦車用の防御壁とみられる構造物。兵士たちが地雷を設置していたり道路の補強作業を進めたりする様子もあります。なぜ、北朝鮮はこのような動きを見せているのか。
韓国軍合同参謀本部の広報責任者
「現時点では内部の統制を強化する目的もあると承知している」
作業中には地雷の爆発事故が起き死傷者が出たとみられるということで、韓国軍は内部の引き締めも含め「北朝鮮軍が無理に作業を進めている」との見方を示しています。
一方、ロシアのプーチン大統領は金正恩総書記の招待を受け、まもなく北朝鮮を訪問。プーチン大統領が北朝鮮を訪れるのは24年ぶりで、当時は金正恩総書記の父、故・金正日総書記が出迎えていました。
ロシアメディアが取材した首都平壌の様子では、沿道にロシア国旗が飾られるなどプーチン大統領歓迎ムード一色のようです。
今回の訪朝では両首脳の共同声明が発表される予定ですが、両国の戦略的パートナーシップに関する条約に署名する可能性もあるということで、軍事面などを含む具体的な連携がどの程度進むのか注目されます。
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