南アフリカの総選挙で民主化以来、初めて議席の過半数を失った与党「ANC=アフリカ民族会議」は白人が率いる野党などと連立を組むことで合意し、ラマポーザ大統領が再選を果たしました。
ANCは先月末行われた総選挙で1994年の民主化以来、初めて議席の過半数を失い、他の政党との連立を模索してきましたが、14日、白人党首率いる最大野党「DA=民主同盟」などとの連立で合意しました。
この日は大統領を選出する下院の本会議が開かれ、ANCを率いる現職のラマポーザ大統領が再選されました。
DA(民主同盟) スティーンヘイゼン党首
「(連立政権の樹立は)この国がクリーンで信頼できる安定した政治を行うための最良の機会です」
一方、親欧米で白人を支持基盤に持つDAとだけ連立を組むことにはANC内部からの反発もあったことなどから、連立政権には黒人のズールー族を支持基盤とする「インカタ自由党」などの少数政党も加わります。
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