ウクライナへの侵攻を続けるロシア海軍の艦船が、アメリカの隣国キューバに寄港しています。
ロシア海軍の巡洋艦や原子力潜水艦が12日、キューバの首都ハバナの港に到着しました。
ここ数年では最大の規模ということです。
キューバの当局者は寄港があくまで「両国の海軍の友好のための定期的な訪問」で、カリブ海での演習が目的としています。
しかし、アメリカがウクライナへ提供した武器をロシア領内の攻撃に使用することを認めたことに対して、ロシアがいわばアメリカの「裏庭」であるキューバに艦船を自由に送り込むことができるとアピールする狙いもあるとみられています。
一方、13日にはアメリカ海軍の原子力潜水艦も演習の一環で、キューバにあるアメリカ軍のグァンタナモ基地に入港しました。
対立するアメリカとロシアの原子力潜水艦が同じタイミングでキューバに滞在することになります。
アメリカ国防総省はロシア側の寄港について「深刻に捉えているが、これらの演習がアメリカへの威嚇とはならない」と話しています。
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