アメリカのオースティン国防長官は、ウクライナ支援の武器をロシア領内で使わせないという制限を取り払った結果、ロシアの進軍ペースが遅くなったとの見方を示しました。

アメリカ オースティン国防長官
「私が承知しているのはロシアの進軍が遅くなったということと、前線の一部の状況が安定してきたということだ」

 オースティン国防長官は、ウクライナ北東部ハルキウへのロシア軍の進軍が遅くなり、最前線の状況も安定してきたと指摘し、ウクライナを支援する国々が提供した武器をロシア領内への攻撃にも使えるようにしたことが功を奏しているとの考えを示しました。

 NATO=北大西洋条約機構は12日、国防相会合を開いてウクライナに対して長期的な軍事・安全保障の支援を続けることで一致しました。

 一方で、ウクライナ支援の武器がロシア領内への攻撃に使われていることについて、ロシアは「欧米が世界を核兵器による対立に追いやっている」などと主張しています。

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