来月総選挙を控えるイギリスで、与党・保守党を率いるスナク首相と最大野党・労働党のスターマー党首が2度目となるテレビ討論に臨み、討論の優劣を問う世論調査でスナク首相が大敗しました。
総選挙まで3週間あまりとなった12日、保守党率いるスナク首相と労働党のスターマー党首によるテレビ討論が行われ、税制や医療改革、住宅不足の問題などについて、会場の有権者から厳しい質問が相次ぎました。
スターマー氏は「国民は過去70年間で最も高い税負担を強いられている」と与党を非難したうえで、労働党は所得税などの増税は行わずに経済成長を達成すると強調。
一方、スナク氏はインフレ対策などの成果をアピールしたものの、今月6日にフランスで行われた「ノルマンディー上陸作戦」の式典を途中退席したことについて改めて有権者から問われ、謝罪するなど厳しい立場が浮き彫りになりました。
与党・保守党 スナク首相
「人々を傷つけ、動揺させてしまったことをとても悲しく思っています。国民が私を許してくれることを願っています」
先週行われた初のテレビ討論では、それぞれの討論を評価する調査においてスナク氏がわずかに優勢でしたが、今回スナク氏は、スターマー氏に30ポイントの差をつけられ大敗しました。
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