韓国軍が拡声器を使った北朝鮮向けの宣伝放送を6年ぶりに再開したなか、北朝鮮も宣伝放送を行うための拡声器を設置する動きをみせています。

北朝鮮がごみをぶら下げた風船を韓国へ飛ばしたことへの対抗措置として、韓国軍はきのう、南北の軍事境界線近くで拡声器を使った北朝鮮向けの宣伝放送を6年ぶりに再開。

金正恩総書記の妹・与正氏は、宣伝放送やビラの散布を続ければ新たな対抗措置を取ると警告する談話を出し、南北間で応酬が続いています。

こうしたなか、韓国軍の合同参謀本部はきょう、軍事境界線の近くで北朝鮮が宣伝放送を行うための拡声器を設置する動きが確認されたと明らかにしました。

また、合同参謀本部は、韓国軍がきょうは北朝鮮向けの宣伝放送を行っていないとも明らかにし、「北朝鮮が卑劣な行為に及べば、すぐにでも放送する準備はできている」と説明しています。

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