国連は、中東のイエメンで活動する職員11人が武装組織「フーシ派」によって拘束されたと明らかにしました。
国連によりますと、11人のうち2人は女性、9人は男性で、OHCHR=国連人権高等弁務官事務所などで働く職員だということです。
拘束された当時の状況や背景などは明らかしていません。
ドゥジャリク報道官は7日、「情勢を非常に懸念しており、フーシ派に説明を求めている」と述べたうえで、「できるだけ速やかに安全かつ無条件での全員の解放を実現するため、あらゆる手段を講じている」と強調しました。
イエメンの人権団体は、国連職員や国際NGOのスタッフなど、あわせて18人が拘束されたと発表しています。
反政府武装組織の「フーシ派」は、イエメンの暫定政権との間で「世界最悪の人道危機」と呼ばれる内戦を続けています。
また、パレスチナへの連帯を示し、去年10月のイスラエルとイスラム組織「ハマス」の戦闘開始以降、紅海などで商船への攻撃を繰り返しています。
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