ボーイングの新型宇宙船スターライナーへの搭乗に向かうウィルモア飛行士(左)とウィリアムズ飛行士=5日、米フロリダ州ケープカナベラル(AP=共同)

 米航空宇宙大手ボーイングが開発中の新型宇宙船「スターライナー」が5日午前(日本時間同日夜)、フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から初の有人飛行試験に出発した。米航空宇宙局(NASA)の飛行士2人が乗り、国際宇宙ステーション(ISS)との間を安全に往復できることを示す狙いがある。

 スターライナーは高さ5メートル、直径4・6メートルで、円すいの上部を丸くした形のカプセル。NASAはスペースXの「クルードラゴン」に続く、民間企業二つ目の飛行士輸送手段とする考え。

 だが開発は遅れとトラブルの連続で、有人飛行の当初目標は2017年から約7年遅れた。(共同)

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