フィリピン軍は4日、中国との間で領有権争いが続く南シナ海で任務に当たる部隊のための補給物資が中国側の船に奪われたと発表しました。
海上を旋回しながら激しく接近を繰り返す4隻のボート。
フィリピン軍は先月19日に南シナ海のアユンギン礁に駐留する部隊のために食料などの物資を航空機から海上に投下したところ、中国側のスピードボート2隻が物資を一部奪ったと発表。映像を公開しました。
フィリピン軍トップのブラウナー参謀長官は4日、記者会見を開き「我々の補給物資を奪うことは違法行為である」と中国側を非難しました。
また、中国側が今回、物資を奪おうとするなかで、フィリピン側がアユンギン礁に座礁させ、実効支配の拠点としている軍艦にわずか5メートルほどの距離まで近づいたとして「駐留する兵士を危険にさらす行為だ」と懸念の意を示しました。
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