米議会の民主党と共和党の指導部は5月31日、イスラエルのネタニヤフ首相を上下両院合同会議の演説に招く書簡を送った。パレスチナ自治区ガザ地区で戦闘を続けるイスラエルに連帯を示す狙いがある。
イスラエルはガザ地区南部ラファへの侵攻を巡って国際社会で孤立を深めており、米議会と国際社会との認識の「ズレ」が改めて浮き彫りになっている。
招待時期は不明。両党の指導部はネタニヤフ氏への書簡で「民主主義を守り、テロと戦い、永続的な平和を確立しようとするイスラエルの構想を共有するために招待する」と説明した。
米議会では党派を超えてイスラエルへの支持は根強い。ロイター通信によると、ネタニヤフ氏は過去に3回米議会の演説に招かれており、第二次世界大戦で英国を勝利に導いたチャーチル元首相と並んで最多タイだという。【ワシントン松井聡】
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