アメリカのバイデン大統領は、イスラエルがパレスチナ自治区ガザでの恒久的な停戦を含む新たな提案をまとめたことを明らかにし、ハマスに対して受け入れるよう求めました。
アメリカ バイデン大統領
「新しいステージを始めるべき時です。戦争を終わらせる時が来たのです」
新たな案ではまず、6週間の停戦期間を設け、その後、▼ハマスが拘束する人質全員の解放や、▼ガザでの恒久的な停戦について話し合うとしています。
これまで、ハマスが人質解放と引き換えに恒久的な停戦を求めていましたが、イスラエル側が応じず膠着状態になっていました。
アメリカ政府高官は「ハマスが数週間前に提案していた内容に近い」と説明しています。
また、バイデン氏は「ハマスには、去年の10月7日のような大規模な攻撃を行う能力は残っていない」とも指摘。戦闘の長期化はイスラエルの国際社会からの孤立を招くとの認識を示しました。
一方、ハマスは提案を受け、「前向きに捉えている」とする声明を発表しました。
恒久的な停戦や、イスラエル軍のガザからの完全撤退に触れ、「イスラエルがこれらに対する取り組みを明確にするのであれば、積極的かつ建設的に対応する用意がある」としています。
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