チャットGPTを手掛けるアメリカのオープンAIは、新たにアメリカのメディア企業2社とコンテンツをめぐり提携すると発表しました。
29日、オープンAIが提携を発表したのは、「ニューヨーク・マガジン」などを保有する「ヴォックス・メディア」と、政治経済雑誌を発行する「ジ・アトランティック」の2社です。
期間や金額などの詳細は明らかになっていませんが、オープンAIは今後、2社が保有する記事などのコンテンツをチャットGPTなどで使用することが可能になります。
オープンAIは28日、現在のAIを進化させたAGI=汎用人工知能の実現に向けて、大量のデータを読み込ませ精度を高める「学習」を始めたと明らかにしました。
オープンAIはすでにアメリカのAP通信や、イギリスの「フィナンシャル・タイムズ」、それに先週にはアメリカの経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」との提携も発表していて、相次ぐメディアとの提携には開発を加速させる狙いもあるとみられます。
一方で、退社した元幹部による「安全対策がおろそかにされている」といった批判もある中、AIの安全対策に関して会社の決定に勧告を行う委員会を設置したとも発表していて、今後、安全面での懸念を払拭できるかが注目されます。
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