パレスチナ自治区ガザでは28日、イスラエル軍が南部ラファの中心部一帯を制圧し戦車が到達したと、イギリスメディアが報じました。
イギリスのBBCは、地元住民らの話として、多くのガザ市民が避難する南部ラファの中心部にイスラエル軍の戦車が到達したと報じました。戦車は多くの企業や店舗などが並ぶ交差点で確認され、イスラエル軍が一帯を制圧したとしています。
中東アルジャジーラによると、ラファでは28日も空爆があり、21人が犠牲になるなど攻撃が続いています。
こうした中、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は複数の関係者の話として、イスラエルがこれまでハマスとの戦闘停止などに向けて交渉を仲介してきたアメリカやエジプト、カタールに対して、新たな提案を提出したと報じました。
提案の詳細は明らかになっていませんが、ハマスが要求を続けている停戦についてイスラエル側は「話し合う姿勢」を示していて、当局者は「新たな一歩になる」などと述べているということです。
ただ、ハマス側は「ラファでの攻撃が続く限り、交渉は再開しない」と繰り返していて、実際に進展がみられるかは不透明です。
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