中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」は26日、パレスチナ自治区ガザ地区南東部のケレム・シャロム検問所から、人道支援物資を積んだトラックがガザ側に入ったと報じた。イスラエル軍がガザ最南部のラファ検問所を制圧した7日以降、ガザでは物資の搬入が滞っていた。
ロイター通信などによると、26日は燃料を含む物資を積んだトラック約200台がケレム・シャロム検問所を通じて搬入されるという。エジプトのシシ大統領と米国のバイデン大統領は24日、ラファ検問所が再開されるまでの間、エジプト側から物資をケレム・シャロム検問所を通じて搬入することで合意し、イスラエル側も容認していた。
一方、国際司法裁判所(ICJ)がラファでの即時戦闘停止を命じた24日以降も、イスラエルはラファへの攻撃を継続している。ガザ当局によると、25、26日の2日間で50人以上が空爆などを受けて死亡した。ガザ側の死者は3万5903人以上に達している。【松本紫帆】
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