イスラエルのネタニヤフ首相は22日の声明で、スペイン、アイルランド、ノルウェーの欧州3カ国によるパレスチナ国家承認の表明は「テロに対する報奨だ」と強く非難した。パレスチナ自治区ガザで続く戦闘の契機となった昨年10月の奇襲を仕掛けたイスラム組織ハマスの壊滅を目指す姿勢を改めて強調した。
極右政党を連立に取り込むネタニヤフ政権は3カ国の駐イスラエル大使に抗議するなど激しく反発。極右政党「ユダヤの力」党首のベングビール国家治安相は、エルサレムにあるイスラム教とユダヤ教双方の聖地「神殿の丘」(イスラム名ハラム・アッシャリーフ)を訪れ「聖地はイスラエルのものだ」と訴えた。(共同)
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