ハリケーン並みの暴風雨が発生し、少なくとも4人が死亡です。
■窓ガラス無残に 100万軒が停電
激しい爆音とともに送電線から火花が飛び散りました。遠くに青い光が放たれたその瞬間、手前の建物の明かりが消えます。
次々と市民が避難する大型スーパー。外では雨が真横に。無人の買い物カートも流されていきます。店はこの後、真っ暗に。テキサス州全体で100万軒近くが停電したといいます。
買い物客が外へ出ようとすると、まさにバケツをひっくり返したような激しい雨。突然見舞われたのでしょうか、傘なしで駐車場へと向かう客も。
ある建物はえぐられたように破壊され、中が剥き出しとなっていました。
CNNによると、16日、テキサス州とルイジアナ州をハリケーン並みの暴風雨が襲いました。少なくとも4人が死亡したといいます。
ヒューストン 市長
「時速およそ160キロの暴風が吹き荒れました。ダウンタウンのガラスにかなりの被害が出ている」
木が無残にへし折られた、その奥の高層ビル。窓ガラスの多くが割れてなくなっていました。隣のビルも同様の被害を受けています。
ヒューストン 消防署長
「倒木が2人の死者を出した。強風で吹き飛ばされたクレーンの事故もありました」
この暴風雨、原因は温かく湿った空気が流れ込んだ影響で雨雲が急速に発達。日本でゲリラ雷雨が起きるメカニズムとよく似ているといいます。
ヒューストン 市長
「今夜は市のすべての部署が働いている。長い夜になるだろう」
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