きょうから中国を訪れているロシアのプーチン大統領。北京の人民大会堂で習近平国家主席が笑顔で出迎えました。
首脳会談では、去年の両国の貿易額が過去最高となったことなどを挙げて結束を強調。
ロシア プーチン大統領
「我々の協力関係は、今日の国際情勢における最も重要な安定要素の一つである」
習氏も「信頼できるパートナーとして、両国民の友好を何世代にもわたって強固にしたい」と応じ、両首脳は共同声明に署名しました。
中国 習近平国家主席
「中ロ関係の健全な発展に新たな力強い原動力を注入した」
また、習氏はアメリカを念頭に「覇権主義が世界の平和を脅かしている」と指摘。世界の多極化と経済のグローバル化を推進するとしています。
このあとは、国交75年の祝賀行事も予定されるなど友好ムードが演出されていますが、市民からはこんな声も。
北京市民
「戦争について何らかの立場を示し、方向性を見出せるのか気になります。戦争を早くやめてほしいです」
会談ではウクライナ侵攻をめぐり「政治的解決が正しい方向」との考えで一致したということですが、西側諸国は中国からロシアへの軍事転用可能な物資の輸出に警戒を強めています。
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