JR九州は15日、ICカードの窓口処理機のプログラムに誤りがあり、約4年間で延べ97人から実際より300円(小児は150円)多く運賃を収受していたと発表した。同社は乗客から申告があれば確認し、現金で返金するとしている。
窓口処理機は改札の代わりに、係員が窓口でICカードのチャージや精算をする機器。2020年3月2日から新型が設置されたが、福岡市地下鉄空港線と相互乗り入れしている筑肥線の駅から鹿児島線の駅で降車し、中継の博多駅か降車駅で窓口処理した場合、福岡市地下鉄分の運賃が300円多く引き落とされるプログラムだった。
同社によると5月10日午後5時ごろ、今宿(福岡市西区)―大野城(大野城市)駅間を利用した乗客から「引き落とされた金額がおかしいのではないか」と指摘があり、発覚した。同社は14日、正規のプログラムに更新したという。【佐藤緑平】
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