タワーマンションで女性を殺害したとして逮捕された男が「声を掛けたら逃げたので追い掛けて襲った」と話していることが分かりました。男は女性を数十メートル追い掛けたということです。
■タワマンで25歳の女性殺害
捜査関係者への取材で新たに分かったのは、容疑者の執拗(しつよう)な行動です。
自宅マンション1階のコンビニエンスストアを訪れた平澤俊乃さん(25)。そこに待ち伏せていたとみられるのは和久井学容疑者(51)。
捜査関係者によりますと、和久井容疑者は平澤さんを数十メートルにわたって追い掛けて切り付けたといいます。
平澤さんは逃げている最中も切り付けられたのでしょうか。傷は背中にもありました。平澤さんの傷は首や腹など数十カ所に上ったのです。
和久井容疑者は果物ナイフを2本所持していて、1本目が折れると2本目を取り出して刺し続けたとみられます。
和久井容疑者(捜査関係者によると)
「声を掛けたら逃げたので追い掛けて襲った」
おととし5月、平澤さんへのストーカー規制法違反の疑いで逮捕された和久井容疑者。神奈川県警によりますと、その同じ月、逮捕直前に警察署を訪れ、逆にこのような内容の相談を行ったといいます。
■逆恨み?警察に“被害者は私”
和久井容疑者の警察への相談(おととし5月)
「女性(平澤さん)に多額のお金を渡しているがお金を返してもらいたくて女性を待ち伏せなどしたら、警察から注意を受けた。被害に遭っている私がストーカー犯と言われなければならないのか」
捜査関係者によりますと、平澤さんはガールズバーを経営していたことがあり、警視庁は客だった和久井容疑者と金銭トラブルがあったとみています。
和久井容疑者の父親
「結婚の話までしてた。秋には結婚するなんて。車もバイクも売って何千万円か渡したみたい。足りないから消費者金融から800万円だ900万円だ借りて、渡したと言ってた」
警視庁は、和久井容疑者の自宅を家宅捜索するなどして事件に至った経緯などを調べています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。