北海道新幹線の新函館北斗から札幌間の2030年度末の開業は「極めて困難」と工事を担当する鉄道・運輸機構が国土交通省に報告しました。

 北海道新幹線の新函館北斗から札幌間の工事を担当している独立行政法人「鉄道・運輸機構」は、トンネル採掘が巨大な岩に阻まれるなど、目標としていた2030年度末の開業を「極めて困難」として事実上断念する旨を国交省に報告しました。

 すでに工事は一部区間で3年ほど遅れていましたが、検討した対策も実らず先月、機構内で開業時期の延期を判断したということです。

 新たな開業時期は現時点で具体的な時期を示すことは技術的に困難だとしています。

 北海道によりますと、新函館北斗から札幌間の建設費は2兆3159億円で、新青森から新函館北斗間の4倍近くに上ります。

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