ゴールデンウィーク明けの7日、いつも通りの生活に戻るのが大変だったという方も多いのではないでしょうか。この時期気を付けたいのが、いわゆる「5月病」。専門家に対処法を聞きました。

■雨強まり…連休から一転“荒天”

 強風注意報が出されていた静岡県沼津市。7日午後になって本格的に吹き荒れました。商売どころではありません。店の人はのぼりなどを大急ぎで片付けます。

 「五月晴れ」とはいかなかったゴールデンウィーク明けの列島。低気圧や前線の影響で全国的に雨となりました。職場や学校に向かうバス。傘を手に列に並びます。

 熱海は午前9時ごろから土砂降りに。

観光客
「(Q.雨は大丈夫?)駄目。何にもできない。そこで1杯飲んでた。寒いけどね。こんな格好だし」

 熱海はゴールデンウィークに夏日が続出しましたが、7日は気温が6℃以上もダウン。足湯が恋しくなっていました。


「足湯、気持ち良いの?」
子ども
「気持ち良い」

 雨どころではなかったのが北海道です。

 稚内・宗谷岬では雪が降っています。季節は冬に逆戻りしたようです。

 稚内は8日の朝まで降る見込みで、5月として13年ぶりの積雪に警戒が強まります。

 東京の朝方の雨は通勤時間帯に上がり、丸の内ににぎわいが戻りました。

教育関係の人(40代)
「(Q.久々に出社する気持ちは?)4連休があったのでしんどいところがある」

石油関係の人(30代)
「11連休だった。仕事戻りたくないというのはあるが、だんだん慣れますからね」

会社員(40代)
「(Q.ゴールデンウィークは何連休?)暦通りで3連休と4連休。のんびりしすぎてしまったので朝はつらかった。前半は子どもと一緒に新大久保に行ってコリアンタウンで金を使わされ、コスメとか色々買わされました」

 休み明けの憂鬱(ゆううつ)を皆さん、どう乗り越えているのでしょうか。

会社員(40代)
「また頑張って働いて稼いで遊びに行くことが次のモチベーション」

石油関係の人(30代)
「おいしいものを食べてジム行って体を動かし、健康的に生きる」

■GW明け警戒!“5月病”対策は

 一方、今年のゴールデンウィーク、実際に体調不良を訴える人も多くいました。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「ゴールデンウィークの間のところで吐き気、げっぷ、眠れない。ゴールデンウィークの3日〜5日は大丈夫だったが、きのうの夜から吐き気」

 この時期になると顔をのぞかせる、いわゆる「5月病」です。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「心と体の疲れが4月の終わりから5月にかけて症状として出てくる。頭痛、めまい、不眠、食欲不振や吐き気などの症状。いつもの年の1.5倍くらい。今年は(5月病が)多い」

 5月病、どう撃退すれば良いのでしょうか。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道院長
「学校や職場の楽しみな部分に意識を集中させる。栄養と睡眠と入浴と笑い。笑うと体の中のストレスホルモンを大きく緩和することになる」

 さらに、こんな人も。時刻は午前7時ですが、出勤前に体を動かしている人がいます。

 5月病の対策としても期待できると人気を集めているのが、この出勤前のエクササイズです。

 呼吸や体の細かい部分を意識しながら姿勢を良くしたり、インナーマッスルを強化したりすることでストレス解消につながるといいます。

 事務職の60代女性は。連休明けは仕事をおっくうに感じたといいます。

 体にかなりの負荷が掛かりそうなエクササイズも含め、およそ1時間、体を動かしました。すると…。

事務職(60代)
「(出社は)憂鬱だなと思ったが、ここに来たらルーティンに戻れてリフレッシュできた」

 運動後はそのまま会社へ。

事務職(60代)
「(Q.疲れない?)逆ですね。疲れが取れるというか、疲れを感じない」

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