水俣病の患者のマイクを切った環境省。室長が謝罪する方針を明かしました。

■環境省“室長”が謝罪へ 大臣は?

参加者
「マイクの音量の調整をしたのかどうかだけ確認させて下さい」

環境省 特殊疾病対策室 木内哲平室長
「不手際でございました。事務局の不手際でございました。誠に申し訳ございません」

参加者
「不手際ということはやったということだね。音量を絞ったということだね」

木内哲平室長
「事務局の不手際でございます。誠に申し訳ございません」

 水俣病の患者・被害者団体から伊藤環境大臣が…。

伊藤環境大臣
「皆様の話を伺える重要な機会だと考えています」

 話を聞くとして設定された場で…。

水俣病患者連合 松崎重光副会長
「会社が水銀を垂れ流さなければ、こういうことにはならなかったと。私はいつも家内と話していました」

木内室長
「話をおまとめ下さい」

 環境省の職員が話の途中でマイクを切っていた、あの問題。

参加者
「本当に水俣の被害者のことを考えているなら、しゃべらせてやればいいのに」
「聞いてやれーな大臣」

 7日、環境省がカメラなし、録音なしでの記者説明の場を設けました。

木内哲平室長
「事前にマイクを切ることもあると伝えるべきだった。深い思いを話している最中で切ってしまったことも不手際だった」

 司会を担当した職員は、伊藤環境大臣からの指示で直接謝罪に出向くとしています。
 
 ちなみに伊藤大臣は当日、一部始終を見ていながら認識できなかったとしています。

参加者
「マイクを切ったことについてどう思われます?」

伊藤環境大臣
「私はマイクを切ったことについて認識していません」

 団体側は伊藤大臣からの謝罪と再度の意見交換を求めていて、8日、記者会見を開く予定です。

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