福島第一原発で、今年度初めてのALPS処理水の放出がまもなく完了します。

 東京電力によりますと、今年度1回目、通算5回目となる処理水の放出は7日正午ごろに完了する見通しです。

 5回目の放出では先月24日に発生した停電の影響で、およそ6時間半にわたり設備が停止したものの、当初の計画通り17日間でおよそ7800トンの放出が終わります。

 東京電力が原発周辺で採取した海水のトリチウム濃度を検査した結果、今回も基準を超える値は確認されていないということです。

 処理水の放出は、今年度合わせて7回行われ昨年度のおよそ1.8倍の量を放出する計画で、次は早ければ今月中にも始められる予定です。

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