スッキリとした快晴のなか、ゴールデンウィーク後半戦がスタート。各地の観光スポットが大にぎわいとなりました。
■夏日続出!鳥取砂丘は“長蛇の列”
3日朝の羽田空港は人で埋め尽くされました。
空港スタッフは拡声器を使っての案内。ゴールデンウィーク後半の大移動です。そして、そんな人々を待っていたのは暑さです。3日は全国的に暑さが戻り、東北から九州で25℃以上の夏日地点が続出。約200地点と、4日ぶりの多さです。
和歌山県の白良浜海水浴場では本州で一番早い「海開き」が行われました。
人気観光地の鳥取砂丘にも多くの人が。なかでも人気なのが…。ラクダと一緒に写真を撮ろうと長い行列もできています。
この日の鳥取砂丘は最高気温25.1℃の夏日。日を遮るものがない砂丘での行列は辛い。
埼玉県からの観光客
「写真撮るのにまだ30分ぐらいかな」
記者
「私も何回もラクダの写真に来てるが、こんなに並んでるのは見たことない」
鳥取砂丘を取材して30年の記者も初めて見たという行列ですが…。
埼玉県からの観光客
「ディズニーランドよりは空いているかな」
実は、多くの人は砂丘の行列に並ぶ前に手前の駐車場に入るためにも並んでいのでたのでした。
鳥取砂丘では、今年のゴールデンウィークはコロナ禍前と同じ水準の18万5000人が訪れることを見込んでいます。
■京都も暑い!「川床」でひんやり
一方、観光地の定番スポットの京都市では最高気温26.1℃を記録。4日ぶりの夏日となりました。
そんな京都市には昔から続く涼を取るための伝統文化があります。京都市の奥座敷である鞍馬貴船町。夏の風物詩の貴船の「川床」です。
川床とは川の上などに座敷を作ったものです。貴船の川床は川の真上から手を伸ばせば届きそうなほど水面に近いのが特徴だそうです。
観光客
「眺めは良いですよね。涼しくてね。あと、川のせせらぎの音で涼しさも感じますよね」
気温だけでなく、目や音などでも涼しさを感じられるといいます。
観光客
「(京都の)市街地と比べるとかなり涼しいですよね。5℃から10℃の間ぐらい」
「(Q.熱いお茶を飲んでいたけど?)おいしいので。ちょうどいい」
地元の人が涼しさの秘密を教えてくれました。
京・貴船ひろや 梁瀬優子さん
「山が迫っているので日照時間が短いので涼しい。あと川の水がとても冷たいので、そのせいかなと思う。上着を持ってなかったら羽織る物やひざ掛けも貸し出している」
また、近くの貴船神社も“ひんやりスポット”として知られているそうで、多くの人が訪れていました。
参拝客
「(Q.長袖で問題ない?)問題ないです。今から(京都)市街に行きますけどね」
■各地で渋滞…関越道で38キロも
楽しいばかりではないゴールデンウィーク。行きも帰りも、懸念されるのが渋滞です。
日本道路交通情報センターによりますと、3日午前7時45分時点には関越道東松山インターチェンジ付近で38キロの渋滞が起こるなど、各地で渋滞が発生しました。
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