兵庫県警本部=神戸市中央区で

 飼育した淡水魚を販売する副業をしたとして、兵庫県警本部の地域部門に勤務する30代の男性巡査部長が本部長注意の処分を受けていたことが県警への取材で判明した。

 県警監察官室によると、巡査部長は趣味で淡水エイなどの淡水魚やスッポンモドキなどを飼育し、計30匹を個人や業者などに販売して約130万円の収入を得た。SNS(ネット交流サービス)で飼育状況などを投稿しており、ダイレクトメッセージ(DM)で寄せられた販売依頼に応じていたという。巡査部長は「設備や飼育に還元できればと思った」と説明している。処分は3月25日付。

 また、パトカーで勤務中に登下校する小学生らを送迎したなどとして、阪神地域の警察署に勤務する30代の男性巡査部長を3月22日付で警務部長注意とした。異動の内示に不満を持ち、上司に不満などを大声で怒鳴るなど不適切な発言もしたとしている。

 この他、勤務する警察署が捜査していた事件の情報を家族に漏らしたなどとして、東播地域の警察署に勤務する40代の男性巡査部長を本部長注意とした。3月4日付。【澤俊太郎】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。