東京都国分寺市の強盗事件で、侵入口とみられる勝手口の付近を調べる警視庁の捜査員=東京都国分寺市西恋ケ窪3で2024年10月1日午後2時58分、菅健吾撮影

 首都圏を中心に相次ぐ強盗などのうち、東京都国分寺市の住宅で住人が襲われた事件に実行役で関与したとして、警視庁捜査1課は2日、住所不定、会社員の森田梨公哉(りきや)(24)と、神奈川県小田原市の職業不詳、佐藤聖峻(きよたか)(25)の両被告=いずれも強盗致傷罪などで起訴=を強盗傷害容疑などで再逮捕した。捜査関係者への取材で判明した。

 両容疑者は、国分寺市の事件の翌日の10月1日に埼玉県所沢市であった強盗致傷事件に実行役で関与したとして逮捕・起訴されていた。「闇バイトに応募してやった」と供述しているという。

 捜査関係者によると、両容疑者は、仲間と共謀して9月30日午前4時ごろ、国分寺市西恋ケ窪3の住宅で、勝手口のドアガラスを壊して侵入。住人の60代女性の頭部をハンマーのようなもので殴ってけがをさせ、現金約550万円などを奪った疑いがある。

 国分寺市の事件の実行役は2人とみられる。森田容疑者は女性宅に押し入った後、千葉県柏市内の公園のトイレで、現金回収役とされる女性(30)に奪った現金を渡した疑いがあるという。【岩崎歩、菅健吾、朝比奈由佳】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。