南城市の南城美術館が主催する2024年企画展「蜷川実花展 with EiM 光の中で影と踊る」(共催・沖縄タイムス社、琉球朝日放送)が27日、開幕した。家族連れらが訪れ、蜷川さんが撮影した沖縄の風景や映像などの作品を楽しんだ。来年5月30日まで。
中庭では、斎場御嶽で感じた光の体験を表した布の作品群を展示。館内の邸宅には壁や障子、窓ガラスや欄間などに写真をプリントしたフィルムを張り付けるなど、斬新な表現方法が取り入れられている。
別館のホワイトキューブで掲げられたのは、沖縄で撮り下ろした写真。サガリバナやウミガメ、洞窟内部など、光と影のコントラストが美しい作品が並んだ。
浦添市から来た真栄里恋名さん(27)は「蜷川さんの世界観が感じられる作品でとてもきれいだった」と笑顔。同館スタッフの毛潔さんは「美術館と自然、作品が融合した展示になっている。ぜひ、多くの人に鑑賞してほしい」と話した。(社会部・知念豊)
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