【国頭・大宜味・東】沖縄タイムス社の石川達也常務が27日、大宜味村役場を訪れ、北部豪雨で被害を受けた国頭、大宜味、東の3村長に義援金計1100万円を手渡した。

 義援金は県内企業や個人・団体、タイムス社の社員らから集まった。被害状況を考慮し、国頭村に500万円、大宜味と東の両村には300万円ずつ贈った。

 石川常務は「多くの県民が心を痛め、豪雨の翌日には多くの企業や個人から寄付の申し出があった。被災者の生活支援などに使ってほしい」と話した。

 国頭の知花靖村長は「県民や企業の皆さんに心から感謝したい。生活再建には、家の修理などにお金がかかる。有効活用させてほしい」と述べた。大宜味の友寄景善村長は「厳しい村財政の中での義援金はありがたい。県民の気持ちに沿えるよう復旧復興に取り組む」と決意。東の當山全伸村長は「被災者の皆さんと手を取って元の生活に戻れるように活用したい」と語った。

 タイムス社は今後、名護市と恩納村にも義援金を託す予定。義援金は29日まで本社などで受け付けている。(北部報道部・松田駿太)

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