26日夜に石川県の輪島市と志賀(しか)町で震度5弱の揺れを観測するなどした地震で、県は27日、津幡町の70代女性が転倒して顔を打ち、病院に搬送されたと発表した。軽傷という。気象庁によると、震源は石川県西方沖で震源の深さは7キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は6・6と推定される。津波による被害の報告はなかった。
羽咋(はくい)市でも震度5弱以上の揺れがあったとみられるが、記録が入手できていないとしている。東北から中国、四国地方までの広範囲で震度1以上の揺れを観測した。
石川県で震度5弱以上を観測したのは、6月3日に能登地域で5強の地震が発生して以来となる。
北陸電力志賀原発(志賀町)に異常はなかった。
気象庁は、今回の地震は元日の能登半島地震に伴う一連の地震活動だとして、揺れの強かった地域では1週間程度、最大震度5弱程度の地震に注意するよう呼びかけている。【戸田紗友莉】
各地の主な震度は次の通り。
震度4=石川県七尾市、珠洲市、津幡町、能登町、富山市、富山県高岡市、氷見市、福井市、福井県越前町
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