デーリー東北新聞社(青森県八戸市)は27日付朝刊で、外部執筆者のコラムに盗用があり、このコラムを取り消したとする記事を掲載した。

盗用が確認されたのは8日付朝刊に掲載された佐賀女子短大の佐貫巧准教授のコラム「『こどもの道具』としてのICT」。タイトルや本文の書き出しなどで、学習コンテンツの企画などを手がけるスマートエデュケーション(東京)が開催したセミナーで配られた資料の一部を盗用した。

佐貫氏が交流サイト(SNS)に転載した紙面の画像を見た関係者が、本人に著作権侵害を指摘した。佐貫氏はデーリー東北の聞き取りに「深く共感し、許可なく引用してしまった。大変申し訳ない」と謝罪した。デーリー東北は佐貫氏をコラムの執筆陣から外した。

デーリー東北の木村和彦編集局長は「どんな理由があれ盗用があってはならない。同様の事案が起こらぬよう、社内のチェック体制を強化したい」と話した。

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