刑事司法手続きの在り方を法曹三者らで話し合う法務省の有識者協議会の第16回会合が、22日開かれた。法務省によると、静岡県の一家4人殺害事件で袴田巌さん(88)の再審無罪が確定したことなどを受け、当初予定を前倒しして再審制度を議論。証拠開示手続きの制度化といった論点を取り上げたが、見直しをすべきかどうか賛否が割れたという。
法務省側は他にも、再審開始決定に対する検察の不服申し立ての是非や、再審請求があった際に死刑執行を停止すべきか否かなどを論点として提示。次回以降に話し合う。
検察の取り調べの問題を取り上げた参加者もおり、弁護人の立ち会い制度を確立すべきだと主張したという。(共同)
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