山口県光市で男子中学生を含む関東地方の少年ら3人が逮捕、家裁送致された強盗予備事件で、県警光署は22日、強盗に使う目的で車を盗んだとして、新たに3人を逮捕したと発表した。事件での逮捕者は、実行役を集める「リクルーター」も含め計7人となった。
新たに逮捕されたのは、住所不定の無職、高橋勝博(48)▽住所・職業不詳の荒木心(22)▽金沢市東山、自称自営業、古川和仁(47)――の3容疑者。県警はいずれの認否も明らかにしていない。
逮捕容疑は10月20日午後3時10~15分ごろ、光市の路上で、エンジンがかかった状態で止まっていた無人の軽乗用車1台(時価50万円相当)を盗んだとしている。所有者の女性から通報を受けて警察官が捜索し、約30分後に市内の路上に放置された車を発見。車内にあった現金約40万円などはそのまま残っていた。
県警は、3人が実行役の少年らと秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」などで連絡を取り合い、逃走などに使うため盗んだ車を少年らに引き渡す予定だったとみている。少年らは10月20日の夜に巡回中の警察官に職務質問され、21日に逮捕された。関東で相次ぐ強盗事件とも関連があるとみて調べている。【小澤優奈】
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