東京都の出資団体「GovTech(ガブテック)東京」のアドバイザーに就任したAI(人工知能)エンジニアの安野貴博氏(33)が22日、記者会見に臨み、「東京都の未来を都民とともにアップデートしていく」と抱負を語った。
安野氏は7月の都知事選に出馬。AIなどデジタル技術を駆使し、SNS(ネット交流サービス)などに寄せられた都民の意見を公約に反映させる双方向型の選挙戦で約15万票を集めた。手腕を買われて13日付で行政のデジタル化に取り組むガブテック東京のアドバイザーに就いた。
ガブテック東京では都知事選と同様の手法で、都が新たに策定する長期戦略に都民の意見を反映させる。安野氏は「多様な意見を集め、全体像を可視化することで建設的な議論になる」と述べた。
長期戦略は、2040年代の展望を掲げた従来の戦略を発展させ、50年代に目指す東京の姿と、そのために35年までに実現する政策をまとめる。意見の募集は22日から12月13日までで、SNSや都ホームページなどから送ることができる。【島袋太輔】
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