栃木県警本部=李舜撮影

 栃木県警は22日、宇都宮市内のコンビニエンスストアで客に体当たりしたなどとして、県央の警察署勤務の男性警部補(43)を暴行の疑いで逮捕した。男性警部補は傷病休暇中だった。県警は「責任能力の有無を確認する」として氏名を公表していない。

 逮捕容疑は、20日午後11時25分ごろ、同市鶴田3のコンビニ店内で、客の会社員の男性(44)の進路に立ちふさがり、多数回、体当たりするなどの暴行を加えたとしている。

 県警によると、2人に面識はなく、男性にけがはなかった。警部補が店員と口論になった後、店内にいた男性に暴行したとみられる。店からの通報で警察官が駆けつけたが、警部補は立ち去っており、22日朝に自宅近くで逮捕した。

 警部補は「(逮捕容疑の)多数回というのが何回か分からない」などと容疑を否認しているという。

 林光孝首席監察官は「誠に遺憾。深くおわび申し上げる。捜査、調査結果を踏まえ厳正に対処する」などとコメントした。【池田一生】

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