1日で10センチ近く成長し、花が咲くころには10メートルほどになるというリュウゼツランの花茎=千葉県館山市で‎2024年‎11月‎12日、岩崎信道撮影

 千葉県館山市藤原の動植物園「アロハガーデンたてやま」で、数十年に1度だけ花を咲かせるリュウゼツランが花茎を伸ばしている。同園によると、2025年初頭には花を咲かせそうだという。

 リュウゼツランは中南米原産の多肉植物で、開花まで長い年月がかかるのが特徴。100年に1度花を咲かせるとの意味からセンチュリープラントという別名があり、茎の先端付近に房状の花を咲かせた後は親株が枯れてしまう。

 同園は展望塔付近で約20株のリュウゼツランを栽培しており、うち1株が10月下旬から花茎を伸ばし始めた。11月7日現在で高さ約3メートルまで成長。今後2カ月間ほどかけて10メートル程度に成長するとみられ、25年1月中旬~2月中旬に黄色い花が見られそうだという。

 同園でリュウゼツランの開花が確認されれば15年5月以来。同園は「珍しい花なので、(開花したら)ぜひ見に来てほしい」と話している。【岩崎信道】

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