NHKは19日、2024年度の中間決算を発表した。23年10月からの受信料値下げなどが影響し、事業収入は前年同期比382億円減の3083億円で、うち受信料収入は同402億円減の2958億円だった。いずれも中間期として5年連続の減少で、受信料収入の下げ幅は、中間決算の公表を始めた11年度以降で最大となった。
事業支出はパリ・オリンピック、パラリンピックの放送などで国内放送費が増えた一方、設備投資の抑制などで前年同期を78億円下回る3035億円となった。収入から支出を引いた事業収支差金は、同303億円減の48億円で、通年では赤字になる見込み。
9月末現在の受信契約総数は4080万件、衛星契約は2179万件。【諸隈美紗稀】
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