17日投開票の兵庫県知事選で落選した前同県尼崎市長、稲村和美氏(52)の陣営がX(ツイッター)に開設したアカウントが選挙期間中、繰り返し使用停止となったことが明らかになった。陣営側は、利用規約に反する行為はなかったとして、県警に相談している。
関係者によると、選挙期間中の7日、陣営の公式アカウントが運営管理者によって使用を止められる「凍結」状態となった。12日には別のアカウントも凍結されたという。
Xは暴力的な発言やヘイト行為などを禁じており、違反した場合はアカウントが凍結されることがある。陣営関係者は、違反行為はなかったとの認識を示し「組織的な一斉通報によって凍結されたと推測している。限られた選挙期間の中で痛手だった」としている。
今回の選挙戦ではSNS(ネット交流サービス)上で、候補者らに対する真偽不明の情報や誹謗(ひぼう)中傷が飛び交った。稲村氏の陣営も「稲村氏が外国人参政権を進める」「県庁建て替えに1000億円かける」といった事実に反する投稿が拡散され、打ち消しに追われた。【山田麻未】
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