出直し選挙で、再選を果たした兵庫県の斎藤前知事。当選から一夜明けた18日、幅広い世代の支持を集めるきっかけとなったSNSについて持論を語りました。
この記事の写真 兵庫県知事選“再選”斎藤元彦氏「まだ実感がわかない面もある。県民の皆さんもいろんなことを自分で調べて、メディアの報道について、いろんな媒体で新聞以外でもテレビとかネット、雑誌も含めていろいろ調べて自分自身で判断をしていく方がすごく多いのだと思う。“メディアリテラシー”が問われた今回の兵庫県知事選挙だった」
86人の県議全員から不信任を突きつけられたのは、わずか2カ月前のこと。
斎藤氏に投票(19)「(Q.斎藤氏の当選について)感動しましたね。自分は全然興味なかった。ニュースとかあんま見ないけど、調べてみたら斎藤さんはすごい」 斎藤氏に投票(34)
「最初はパワハラ系のことで一気に言われていたけど、それがSNSで違うんじゃないかと聞いたら、間違えていたのかなと。何が正しいのか分からない」
朝日放送テレビが実施した出口調査では、若い世代ほど斎藤氏を支持する割合が高くなっていました。
敗れた稲村氏は複雑な思いをにじませます。
稲村和美氏「斎藤候補と争ったというより、何と向かい合っているのかなという違和感があったのは事実」
ネットには「外国人参政権を導入する」などと公約にもかかげていない情報が飛び交い、打ち消しに追われたといいます。
今回の兵庫県知事選について、公明党の越田県議は…。
公明党県議団 越田浩矢幹事長「様々な本当かウソか分からない情報も、色んなところでSNSで散見された状態」
斎藤氏は19日、兵庫県庁に登庁して知事に就任します。
兵庫県職員(50代)「民意を反映された方が来るんだから、それについてどうこう言える立場じゃないのでは」 兵庫県職員
「普通の人間関係でも1回壊れると戻すのに労力がかかる。そのまま同じ体制でいくことになると、また職員・議会との対立が起こるのではと不安。そして県政が停滞する悪循環を恐れている」
失職に追い込まれた、告発文書をめぐる問題はまだ解決していません。百条委員会は25日、斎藤氏に出頭を要請することを決めました。
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