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足立区の中国人人口は2倍に この記事の写真

 今、東京都で中国人の人口が急増しています。足立区では10年前人口がおよそ8700人だったのが、今年およそ1万6800人と2倍に増えています。さらに質の高い教育環境を求めて教育熱心な街として知られる、文京区の小学校に入学させる“爆買い”ならぬ“爆入学”も起きていました。

■スーパーも「日本人のお客さん30%くらい」

飲食店の看板に…

 日本語がほとんど書かれていない飲食店の看板。

カラオケに 美容院も

 カラオケや美容院の看板も中国語です。

急速に“チャイナタウン化”

 ここは東京・足立区の竹ノ塚。中国人の増加に伴い、急速に“チャイナタウン化”が進んでいるといいます。

先月オープンのスーパーも

 中国語が飛び交うこちらのスーパーは先月オープン。棚には中国語で書かれた商品がずらりと並びます。オーナーに話を聞くと、このような声が聞かれました。

MIRAKU生鮮市場 李春亮オーナー MIRAKU生鮮市場 李春亮オーナー
「中国人のお客さんが多いから店出しました。中国のお客さん70%で、日本人のお客さん30%くらい」

 チャイナタウン化は、他にも…。

外観だけでなく… 店内も“本場・中国”

 こちらの中華料理店はメニューだけでなく、店内の隅々まで本場・中国を思わせる仕様に。

一番人気のゴウバオロー

 一番人気のメニューは“ゴウバオロー”。カリっと揚げた豚肉に甘酢あんがかかったひと品で、中国の東北部で親しまれている家庭料理だといいます。味付けも日本人向けにアレンジは一切なしです。

ザリガニの炒め物も…

 日本では中々、お目にかかれないザリガニの炒め物も…。

客は「8割くらい中国人」 大関東炭焼家常菜 店員
リュウさん

「あんまり(日本で)食べられないのいっぱいあります。8割くらい中国人です。常連さんも多い。みんな食べたら中国に戻ったみたいな感になる」

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■「中国語通じる」親戚・知り合いがいるケースも

■「中国語通じる」親戚・知り合いがいるケースも

 なぜ今、足立区の竹ノ塚に中国人が増えているのでしょうか?実際に住んでいる中国人に話を聞くと、このような声が聞かれました。

竹ノ塚は「家賃が安い」 竹ノ塚在住の中国人
「家賃が安い」
「(Q 家賃は安い?)安い、安い。7万くらい(2DK)」 竹ノ塚の家賃相場

 竹ノ塚の家賃相場は1Kでおよそ5万8000円で、都心と比べると安めです。また、すでに親戚や知り合いが住んでいることから、近くに住み始める中国人が多いといいます。

「中国人多い」 竹ノ塚在住の中国人
「安心感もあるんですね。中国人多いから。どこにいっても、日本語できなくても中国語通じるし」

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■教育環境を求め…“爆買い”ならぬ“爆入学”

■教育環境を求め…“爆買い”ならぬ“爆入学”

 中国人が集まってきている街は、他にもありました。文京区にも子どもの教育環境を求める中国人が増えているといいます

 これは中国のSNSの書き込みです。

文京区小学校が中国SNSで話題 中国のSNSから
「なぜ子どもを必ず文京区の小学校に入学させないといけないのか」
「文京区の公立小学校には“3S1K”と呼ばれる高い学力水準を持つエリート校がある」 “3S1K”は4つの公立小学校の頭文字

 “3S1K”とは文京区にある4つの公立小学校の頭文字。今、中国では高い教育環境を求めて日本の学校に子どもを入学させる“爆買い”ならぬ“爆入学”がトレンドになっているというのです。

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■「何丁目まで指定」不動産会社にも問合せ増

■「何丁目まで指定」不動産会社にも問合せ増

文京区は外国籍の児童増

 番組が文京区の教育委員会を取材したところ、区内の公立小学校に通う外国籍の児童は5年間でおよそ倍の389人に増加。なかには、日本語を話せない子どももいると言います。

 都内の中国人向けの不動産会社にも、子どもの教育環境を重視する中国人からの問い合わせが増えていると言います。

「月に30人問合せ」 株式会社Worth Land 杉原尋海代表取締役
「9割、中国本土のお客さん。月に30人ぐらいの問い合わせ受けてます」

なかには、こんな人も。

何丁目まで指定 杉原代表取締役
「公立の学校に入るために、必ず指定の何丁目までの住所じゃないとそこの学校に入れないので、何丁目までの物件を探してほしいっていうニーズも結構多いですね。そこのマンションに入れるのであれば検討できるが、入れなければ一切検討しませんという方もる」

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■中国では「ほぼみんな塾の時間」

■中国では「ほぼみんな塾の時間」

内見に来た中国人夫婦

 引っ越し先の物件の内見に来た中国人夫婦は、学力以外の面でも、日本の教育環境に魅力を感じていると話します。

中国は「ほぼみんな塾の時間」 子どもを日本の小学校に入学させた中国人夫婦
「中国だと塾とか宿題が多い、遊ぶ暇がない。小学校から中学校まで、ほぼみんな塾の時間。日本の環境的には子どもに合う。負担が少ないかな」

(「グッド!モーニング」2024年4月27日放送分より)

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