660人以上が体調不良を訴えています。

■給食の牛乳で体調不良 660人超

蒲町中学校 飯淵優校長
「とにかくびっくりした。一体これは何なんだという不安な思いが一番大きかった」

 こう話すのは、仙台市内にある中学校の校長。25日に給食の牛乳を飲んだ後、生徒らが相次いで異変を訴えたのです。

飯淵校長
「給食が始まって直後くらいに、2つの学級の担任から、職員室に報告があった。『生徒が牛乳の味が変だと訴えている』ということだった。給食が終わって、保健室にバタバタと駆け込むような形で十数名が行くような感じ」

 味に違和感を覚えたという生徒たち。47人が腹痛や吐き気を訴えたということです。

■検査で異常確認されず 問題ない子どもも

飯淵校長
「普段、牛乳を入れている冷蔵庫です。朝早い段階で業者さんが搬入してくる。それを冷蔵庫に保管して、給食のパートさんが配膳の時間になったら出して、教室に子どもたちが持っていく」

 冷蔵庫での管理に不備はなく、給食を事前にチェックする検食をした際も異常は感じなかったといいます。

 同じ牛乳は宮城県内の12の自治体の小中学校で提供されていて、少なくとも660人以上が体調不良を訴えているということです。同じ牛乳を飲んでも、まったく問題ない子どももいました。

 牛乳を提供した東北森永乳業によりますと、学校や工場に残っていた牛乳を検査したところ、異常は確認されませんでしたが、原因特定のためにさらに詳しい検査を行なうとしています。

飯淵校長
「腐っていたのか、混入されたのか、悪い方、悪い方に考えてしまう。原因究明を早急にやってほしい」

(「グッド!モーニング」2024年4月27日放送分より)

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