夏の日差し=東京都内で、米田堅持撮影

 今夏は最高気温35度以上の猛暑日が続いたことを受け、群馬県館林市と周辺の邑楽郡5町(板倉、千代田、明和、大泉、邑楽)は2025年度から、公立小中学校全38校で夏休みを4日間延長する。始業日は8月28日から9月1日に変更となる。児童・生徒の熱中症リスクを軽減するのが目的。

 館林市では7月に最高気温が40・2度まで上がり、同月の観測史上最高を更新。今年は7~9月の3カ月間に、猛暑日が37日あった。

 そこで市と5町の各教育委員会は、登下校や体育の授業で熱中症のリスクが高まっているとして、夏休みの延長を決定。従来の7月21日~8月27日を4日間延ばし、8月31日までとした。

 冬休みや春休みの期間は変更しないが、授業時間は不足しないように調整する。館林市教委学校教育課の担当者は「変更後も子供たちの健康と安全を第一に考えていきたい」と話した。【湯浅聖一】

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