脱線により立ち往生するJR貨物の貨物列車=森町で2024年11月16日午前8時49分、三沢邦彦撮影

 16日午前1時40分ごろ、北海道森町のJR函館線森―石倉間で、走行していたJR貨物の貨物列車(21両編成)が脱線した。乗員は運転士1人で、けがはなかった。事故の影響で同日朝から札幌―函館間で特急が運休するなどの影響が出ており、JR北海道などは復旧を急ぐとともに、事故の原因を調べている。

記者会見で謝罪するJR北海道の島村昭志鉄道事業本部長(左)とJR貨物の志水仁北海道支社長=札幌市中央区で2024年11月16日午前10時1分、金将来撮影

 JR北海道とJR貨物北海道支社によると、脱線した列車は名古屋貨物ターミナル駅から札幌貨物ターミナル駅に食料や工業製品を運んでおり、同町の鷲ノ木道路踏切付近で緊急停止した。貨車の12、15、17、19、20両目が脱線し、最後尾の20両目は約30メートル分離していた。レールは計3カ所で損傷が確認された。

 国の運輸安全委員会は鉄道事故調査官を派遣し、事故原因を調べる。【金将来】

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