15日に亡くなられた三笠宮妃百合子さまと親交のあった人たちは穏やかな人柄をしのんだ。
百合子さまが名誉総裁を務めた民族衣裳(いしょう)文化普及協会で長年交流してきた水島博子さんは「着物文化に深い愛情をお持ちで、毎年12月の民族衣裳文化功労者表彰式には必ずおでましになって、30年にわたって表彰状を授与されました。皆を包み込むような天性のお人柄でした」と振り返る。訃報を受け「優しいお振る舞いとお言葉が忘れられません。着物文化の大切さを力まず語られていたことが、私どもにとっては大きな励みになりました」と悼んだ。
百合子さまは社会貢献活動にも熱心で、2010年まで60年以上にわたり、総裁を務めた社会福祉法人・恩賜財団母子愛育会は「愛育班員全国大会には、第1回から毎回ご臨席をいただき、愛育班活動やその育成について大変ご熱心に激励と、ねぎらいのお言葉をいただきました。深く感謝申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします」とのコメントを発表した。【伊藤一博】
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