厚生労働省の諮問機関は、国内2例目となる認知症の治療薬「ドナネマブ」について、患者1人あたり年間308万円を公定価格として、保険適用することを承認しました。
中央社会保険医療協議会はアルツハイマー病の治療薬「ドナネマブ」について、薬価を患者1人あたり年間およそ308万円と算定し、医療保険の適用対象とすることを承認しました。
今月20日から適用対象となります。
「ドナネマブ」はアメリカの大手製薬会社「イーライリリー」が開発した病気の原因物質の一つとされる「アミロイドβ」を脳内から除去する薬です。
1カ月に1回、原則1年から1年半の間、投与することとされていて、2033年度には2万6000人への投与が見込まれています。
病気の原因物質を除去する薬の保険適用は日本の製薬会社エーザイなどが開発した「レカネマブ」に続き2例目です。
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