横田めぐみさんが、北朝鮮に拉致されてから、まもなく47年。母・早紀江さん(88)が、改めて救出への思いを訴えました。
横田早紀江さん「何があって、こんなに進まないのだろう。いつも見えない何かがあるのかな。今は何か希望につながることが起きたらいいなと」 この記事の写真
めぐみさんは、中学1年生だった1977年11月15日、新潟市の学校から帰る途中、北朝鮮に拉致され、先月には60歳の誕生日を迎えました。
拉致問題の解決へ期待を寄せる人がいます。北朝鮮問題が焦点となった2017年の国連総会で、その非道さを強調したアメリカのトランプ次期大統領です。
最初の大統領就任時、2018年には米朝首脳会談で金正恩総書記に拉致問題を提起したほか、拉致被害者家族とは、2017年と2019年の2度、面会しています。
横田早紀江さん「(Q.2期目のトランプ政権に期待することは)トランプさんとは過去にお会いして、家族会で写真もお見せして、『どっちも幸せになれるような形で、なんとかいい方法がないものか』と話したり、いろいろみんなで訴えてきたので、覚えてくださっていると思います。必ず何かの形で、これは日本の問題だけではなくて、大変なことだと思うんですよね。それは、わかりあっていると思うので、真剣に動かれるんだろうなと思っています」
今も安否が分からない拉致被害者は、政府が認定しているだけでも12人に上ります。
親世代は今や88歳の早紀江さんと、有本恵子さんの父親で96歳の明弘さんの2人だけです。
横田早紀江さん「私もだんだん衰えてきますので、(活動が)難しくなってきている。『無理をしてはいけないよ』と『待っていてあげないとだめなんだから』と言ってくれるとありがたいが、47年という口で言いたくないくらいの、人生に近いような長い間、何も見えない。本当に助けていただいて、何とか力をいただいて、生きてこられたなという感謝の思いと、石破さんが総理になられた代で、とにかく第一に生命を救うという意味を第一に掲げて、取り組んでいただきたいという願いでいっぱいです」
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