木材を販売したように装い、千葉県木材市場協同組合から約4400万円をだまし取ったとして木材販売会社の従業員だった63歳の男が逮捕されました。

 千葉県東金市の中西康二容疑者は去年4月から5月にかけて5回にわたり、千葉県木材市場協同組合から合わせて約4400万円をだまし取った疑いが持たれています。

 警察によりますと、中西容疑者は木材を組合員に販売していないのに販売したように装った架空の伝票を組合に提出していました。

 この組合では組合員が木材を購入した時、まず組合が代金を4日以内に支払い、その後、2カ月以内に組合員が組合に代金を支払う仕組みになっていました。

 今年1月になって組合関係者が不正に気付き、警察に相談して発覚しました。

 また、中西容疑者が勤務していた木材販売会社の社長だった吉田英樹容疑者(55)も5回のうちの1回の詐欺容疑で逮捕されました。

 警察は2人の認否を明らかにしていません。

 警察は動機や経緯などを詳しく調べています。

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