福島第一原発2号機で取り出された燃料デブリが12日午後1時すぎに茨城県の分析施設に運び込まれました。福島第一原発事故による燃料デブリが敷地の外に出るのは初めてです。

 東京電力によりますと、午後1時すぎ、福島第一原発2号機から取り出した燃料デブリを茨城県にある分析施設に運び込んだということです。

 運び込まれた燃料デブリは7日に初めて試験的な取り出しが完了した5ミリほどの大きさのもので、重さは約0.7グラムです。

 初めて原発の敷地の外に運び出すにあたり、東京電力は水素の濃度を調べるなど安全に運べるか確認作業などを行い、専用の容器に入れて運びました。

 分析施設では今後、デブリの線量や密度などを詳しく調べる方針で、結果は早いもので1カ月ほどで分かる見通しです。

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