週末に沖縄などでは、記録的な大雨が相次ぎ、その影響で断水などの被害が11日も続いています。この時期になぜこれほどの大雨となったのでしょうか。
船越遼太郎「沖縄・東村上空です。大雨の影響で土砂崩れが発生し、道路が土砂や木で覆われ寸断されてしまっています」 この記事の写真
村にある浄水施設は一面が茶色く濁った水に覆われ、消毒してからでないと飲み水としては使えません。この影響で、9日から大宜味村ではほぼ全域が断水しています。水がなければお店も開けません。
Cafeラダック 稲福信子さん「出ないです。早く出てほしいです。6Lの水を2袋もらった。食事を作る分は足りているが、トイレと風呂と洗濯が全然できない。想像していなかったですよね。だから準備もしていなかった」
気象庁は、9日に記録的短時間大雨情報を13回発表。名護市や大宜味村では1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられます。仕事場に向かう際、押し寄せた水に車ごとのまれてしまったという男性に話を聞くことができました。
車ごと水にのまれた男性「水かさがどんどん増えてエンジンが止まってしまって、にっちもさっちもいかなくて。水かさもここまで増えて、車の上に避難するしかないと。うちと家内の2人で車の上に乗りまして」
また、日本付近の移動性高気圧の縁を回って、非常に湿った空気が沖縄付近に流れこみ続けたため、雨雲が断続的に発達。10日も大雨となり、この2日間で639ミリと、これまでに経験したことのない大雨となりました。
男性「台風の時期でもないし、梅雨明けでもないので、ここまで一気に降るのはなかなかないことだと思う」
その台風は11日午後6時時点で、南の海上に3つ、横に並んで発生。さらに異例とも言える同時に4つ目の台風が発生する可能性も出ているため注意が必要です。
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