■橋の上で6時間“閉じ込め”乗客は?

 橋の上で乗客を乗せたまま列車が止まり、そのまま6時間。パンタグラフがすべて壊れていました。

 本州と四国を結ぶ瀬戸大橋。10日、その線路上で立ち往生したのは快速列車「マリンライナー」です。当時、車内には乗客およそ150人が…。

 何が起きていたのでしょうか。

閉じ込められた乗客
「ドドーンという、あまり聞いたことがない音がした。その後(列車が)止まった」
「上の何かがバーンといきなり落ちた。煙が出て、火花が散って」

 激しい音ととも列車が止まったのは10日午前7時半すぎ。乗客はおよそ6時間ほど車内に閉じ込められたといいます。

閉じ込められた乗客
「最初の方は騒然としていた。時間が経つにつれて皆さん疲れてきて、トイレも使えず困っていた」

 事態が動いたのは午後に入ってから。下り線に入ってきたのは救援列車です。

 海面からの高さはおよそ65メートル。乗客は非常用のはしごを使って横付けされた車両に移り、全員無事救出されました。

 列車が止まった原因は何だったのでしょうか。

 JR四国によりますと、近くの架線が切れていたといいます。列車のパンタグラフもすべて壊れていました。

 なぜ架線が切れたのか。調査が続いています。

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