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■11月中旬になっても異例の暖かさ

今年も、あす12日(火)から数えると残りが50日となりました。そろそろ年末の準備を考え始めなければいけない時期ですが、今年はそんな気分になかなかなりません。季節外れの暖かさが季節感を狂わせているようです。

きょう11日(月)は日差しの力で気温が上がって、東京都心は一週間ぶりに20℃以上の気温が予想されています。11月中旬のこの時期、平年の値は17〜18℃くらいで、20℃というと10月下旬並みの陽気です。

季節外れの暖かさ 暖気が優勢に

季節は暖かくなったり寒くなったりを繰り返しながら進んでいくもので、例年でもこの時期に何日か20℃を超えるのは珍しくありません。ただ、今年は季節外れの暖気が居座り続ける見通しで、東京では20℃前後の暖かさが一週間も続く予想です。次の週末は22℃で10月中旬並み、一カ月前の陽気となる見込みです。異例の暖かさと言ってもよい状況で様々な影響が出てきそうです。

11月の暖かさ 考えられる影響は?
・野菜の生育が促進 逆に年末には品薄高騰の恐れ
・スキー場など冬レジャーがオープンできず
・冬服や暖房器具などの売れ行き低下

■南の海上も異例な状況に

異例な状況は日本の南の海上にも見られます。11日午前9時現在、台風22号、23号、24号が発生していて、さらにあす12日(火)にかけては25号も発生するとみられています。11月に台風が4個同時に存在している状況になれば統計開始以降はじめてのことです。

台風25号発生へ

このうち、日本列島に影響を与えそうなのが、今後発生する見通しの25号です。発達しながら週末には沖縄の南に進む見込みで、沖縄や奄美は再び大雨となる恐れがあります。さらに海外の気象機関では、来週に日本の南へ進んでくると予想するものもあり注意が必要です。

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